造形ゼミの報告その1

造形ゼミシンポジウム

8月6日、7日に山口大学附属光小・中学校で開催されました。6日(火)の午前中は、「子どもの表現から形・色・イメージをどうみとるか」をテーマに、昨年度の学校美術展覧会の幼保~中までの作品などを話題にシンポジウムが行われました。

6日(火)の午後と7日(水)に実技講座・ワークショップが行われました。

写真は全体会「シンポジウム」の様子です。

造形ゼミ最初の全体会では、会長挨拶に続きシンポジウムが行われました。

ここでは幼・保、小学校(低学年、高学年)、中学校、それぞれに講師が、子どもたちの発達段階を踏まえた表現の様子と課題について語りました。大人の目から見て「もっとできるのでは」と過度な期待を寄せることがありますが、子どもの発達段階と表現意欲を踏まえて指導に当たらないと子どもの主体的な成長を阻害することになることもあり、どの講師も、できていないところを見るのではなく良い点を探してしっかり認めること、子どもの目線や気持ちに寄り添うことの大切さとその年代に応じた課題設定を行うことを力説していました。

また、豊かな個性と美術や図工を愛好する心を育てるためには、普段の生活環境を子どもたちの制作した楽しい形や色の作品で装飾する工夫が大切だという話もありました。